表記統一のすすめ(見本あり)

利益と損失に直結しています

読みやすくわかりやすい文章を作る上で欠かせないことの一つに、「表記の統一」があげられます。社内・社外を問わずビジネスで記される文章の中では、それぞれの語句の表記は統一されていることが原則です。

たとえば「仕組み」と「しくみ」、「目指す」と「めざす」、「言わざるを得ない」と「いわざるをえない」などの別々の表記が同一文書・ウェブページ内に混在した「表記揺れ」の状態になっていると、読みにくさが増幅され、読み手の意識は知らず知らずのうちに混乱を来してしまいます。

さらに、問題は上のような漢字/ひらがなの単純な表記揺れにとどまるものではありません。

たとえば「癒やす」と「癒す」のような送り仮名、「いいことずくめ」と「いいことづくめ」のような仮名遣い、「考えてほしい」と「考えて欲しい」のような補助用言、「クオリティー」と「クオリティ」のような外来語など、表記揺れの問題は非常に多くの語句に付きまとい、発生しています。

これらをそのままにしておくと、上に述べたように読み手に負荷を与えるばかりか、「一貫性がなく、いいかげんな文章」という印象を、強く持たれてしまいます。おまけに、発信される文章の内容や表現が上質であるほど、表記の不統一が御社に与える損失は大きくなってきます。

そのような弊害を払拭し、文章の信頼性を上げるには、表記の統一を着実に図っていくことが不可欠です。そのためには、表記に関してしっかりとした基準を持ち、運用していくことが大切です。

たとえば、青汁や香醋をはじめとした健康食品の通信販売事業を全国展開し、急速な成長を果たすとともに高い業績を挙げ続けている(テレビCMでもおなじみの)食品メーカー様では、「作る」「造る」「創る」などさまざまな表記のうち、ホームページ内を

「つくる」

という表記で統一することによって、読み手に優しくやわらかい印象を与えるとともにトーン&マナー(統一感、一貫性)の向上を図り、企業イメージの確立につなげています。

このように、表記がきちんと統一されると読み手にすっきりした印象を与え、上手な文章だと感じてもらうことができるようになります。つまり、この問題は御社における利益と損失に直結しているのです。

私は10年以上前に「そもそも、表記揺れはなぜ起きるのか」という本質的なテーマの考察からこの問題への取り組みを開始いたしました。

以来、書籍(特に、最も厳密な表記統一が求められるビジネス書)を中心とした多くの校正作業を通して、品詞論や音韻論をはじめとした、表記統一のためのさまざまな知識・スキル・ノウハウを身につけることができました。

そして、それらの実践の中で「汎用性が非常に高い」と評価される表記統一理論を確立するに至りました。その過程においては、書籍などの案件ごとに個別の表記統一表を200枚以上作成してきた経験が大変役に立ちました。

同時に、培った理論を多くの制作現場に適用するためパソコンの有効活用を推し進め、表記統一に伴う時間的・労力的な負荷を軽減し、テキスト制作における省力化と効率化、そして正確性の向上に寄与してまいりました。

現在は、各企業様においてコンサルティングという形式で表記統一に関するソリューションを提供させていただくとともに、情報発信の質を高め、社内の活性化にもつながるオリジナル表記マニュアルの作成支援など、さまざまな形でお役立ちの機会をいただいております。

いずれも御社でのテキスト制作過程についての詳細なヒアリングを行った上で、最適の解決策をご提案いたします(表記揺れをやっつけるのは、実はとても簡単です)。

ソリューションの一例として、作成のお手伝いをしております表記統一表(表記マニュアル)の一部見本(「あ行」の最初から「か行」にかけて)をご用意いたしました。

こちらからご覧ください(別ウインドウが開きます)。

これから、日本語の表記について一緒に考えてみませんか? どうぞよろしくお願いいたします。

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